とびひは、虫刺されやあせもを掻いたりしてできた皮膚の小さな傷に、細菌が感染して起こる病気です。掻くことで、全身に発疹がうつっていきます。
とびひには、水ぶくれができるタイプ(水疱性膿痂疹)と、かさぶたができるタイプ(痂皮型膿痂疹)があります。水ぶくれができるタイプは、夏期に、小さいお子さんにできることが多く、黄色ブドウ球菌という細菌が原因です。
とびひは、掻くことで全身にうつっていくので、気づいたら早めに治療を始めたほうがよいでしょう。とびひでは、細菌を殺す飲み薬または塗り薬を使います。掻いて広がってしまわないように、かゆみがある場合や、もともとアトピー性皮膚炎のあるお子さんでは、かゆみをおさえる飲み薬、塗り薬も一緒に使っていきます。
爪は短く切り、掻いてしまう場合は、通気性の良いガーゼなどで患部をおおっても良いでしょう。患部はシャワーできれいに洗い流し、皮膚を清潔に保ちます。とびひがうつる可能性があるので、タオルや衣類の共用は避けましょう。
大阪府大阪市福島区、此花区の長谷川クリニックの皮膚科サイトです。最寄駅は野田、西九条、海老江、野田阪神、玉川、千鳥橋です。
Copyright © 2017 耳鼻咽喉科長谷川クリニック